コラム・事例集

公開日時
2018/06/12 00:00:00

【新しい農業の切り口】農業はエンタメであり、文化であり、哲学である

この記事の執筆者
FARM PARK PROJECT 総合プロデューサー 名越涼

『FARM PARK PROJECTが考える、新しい農業のカタチ』

はじめまして。『FARM PARK PROJECT』の総合プロデューサー 名越涼と申します。
『FARM PARK PROJECTが考える、新しい農業のカタチ』について、ヒントになるような取り組みをご紹介していきたいと思います。
まずは「『FARM PARK PROJECT』とはなんぞや?」というところからご説明したいと思います。

私たちは都会に暮らしていて農業に興味を持っている人のことを「アーバンファーマー」と呼んでいます。「丘サーファー」っているじゃないですか。実際にサーフィンはしないけどサーファー風のファッションを楽しんでいる人たち。サーファーというライフスタイルへの憧れや、純粋に“かっこいい”という気持ちや、広く“海が好き!”という思いから丘サーファーって生まれたんだと思います。

「アーバンファーマー」も同じ考えです。実際に農業はしていないけれども、少しでも農に興味・関心があるなら、その人はもう立派な「アーバンファーマー」です。
“農業体験したい”“農家というライフスタイルに興味がある”という人はもちろんのこと、“畑っていいよね”“こだわりの野菜って美味しいよね”そんな想いを抱いた人をすべて「アーバンファーマー」と呼んでいます。
農業は“生産”だけじゃないと思います。もちろん、根っこの部分は生産ですが、切り口を変えれば“哲学”にも、“エンターテインメント”にも、はたまた“文化”にもあると思います。
そんな農業の持つ様々な可能性を“新たな切り口”として発信するために、アーバンファーマーであるプロジェクトメンバーによる農メディアとして『FARM PARK PROJECT』は、誕生しました。

「農トレンドニュース」「私、ときめく農業男子」「農業未来会議」「菜くるプロジェクト」
「イベント《プレミアムファームデイ》」という5つのコンテンツで、プロジェクトが構成されています。


農業未来会議

“こんな農の世界があったら、最高に面白い”“こんなことを農業で実現したい”そういった夢が、ありますか。農業未来会議は、これまで取材した農家の方や農業に関する企業の方をはじめ、業種問わず「農」に興味のある人たちを集めて「あーだ、こーだ言う会議」を開催しています。そう「あーだ、こーだ」です。
大人になるほど出来ることが増えていくはずなのに、私たちって自分の可能性を自分で否定し始めてしまう。「予算が…」「失敗するかもしれない」そういう言葉で自分の頭と心をいっぱいにしてしまうのですが、本当にそうなのでしょうか。自分が勝手に設けた制限ではないのでしょうか。
とは言え、なかなか思考の癖はとれないもの。だからこそ「あーだ、こーだ」好き勝手に自分のやりたいことを言える場が必要で、そんな会話の中に、実はすごい可能性の種があると感じています。この会議では、そんな会話の中から生まれたアイデアを掛け合わせ、新たなコンテンツとして発信していきます。「トラクターパレード」に「畑deレストラン」など。新しい“農”を生み出していきたいと思っています。


菜くるプロジェクト

アーバンファーマーにとって、身近な農業のひとつが「水耕栽培」。
ここ10年ほどで水耕栽培もかなりメジャーになってきました。菜くるプロジェクトでは、改めてそのメリット・デメリットが何か、実際に水耕栽培をしているご家庭をリポートし、その現状を発信しています。畑は持てなくても、野菜がすくすく育つ過程を見られることは、アーバンファーマーにとってはとっても貴重な体験になっています。農家の方にとっては、「え?! そんなの当たり前じゃ…」という、ちょっとした出来事も、私たちには「わ!こんな風になるんだ。」という新しい発見になります。水耕栽培の啓蒙、可能性の発信を通じて、家庭と農を繋ぐ、新たな「菜くる(サイクル)」を回すことを目指しています。


プレミアムファームデー

去年から始まった”プレミアムフライデー”。
夕方から飲みに行くもよし、大切な人とディナーするもよし、そのまま週末旅行へ出かけるもよし…ライフスタイルの変革を目指し、国をあげて始まったプレミアムフライデーですが、これまで働き蜂のごとく、がむしゃらに仕事をしてきた人にとって「いきなり言われても困るな」と制度をうまく活用できない現状があります。
ならばその時間に「みんなでわいわいご飯をたべながら農業について考えよう」と思い、“プレミアムフライデー”ならぬ、“プレミアム・ファームデー”を開催しました。
場所は、神奈川県横須賀市のソレイユの丘。1泊2日、夜は美味しい地元野菜で、BBQを楽しみながら“農”についてのトークセッション。翌朝は、緑豊かな公園で風を感じながらヨガ、その後に収穫体験をしました。アーバンファーマーが普段、なかなか味わえない土や太陽の香りをたっぷり感じてもらえるようにイベントを企画しました。ちょっとしたことかもしれない。でもそんな体験がきっかけとなって、アーバンファーマーが増えていけばよいと考えています。「FARM PARK PROJECT」の開催する農イベントは“美味しい・楽しい・面白い”を大切にしています。


この他、毎年農林水産省が中心となって開催している「ジャパンハーベスト」に出展したり、農家の方のための農作業着を開発するプロジェクトを実行したりと随時新しい切り口で発信しています。

次回からは、実際に取材した農家の方や企業が考える“新しい農業の見方・捉え方”、農業をセカンドキャリアとして選んだ人の見据える農業の未来についてお伝えしていきたいと思います。


当該コンテンツは、担当コンサルタントの分析・調査に基づき作成されております。



名越涼(なごし りょう)
フリーアナウンサー 
FARM PARK PROJECT 総合プロデューサー
現在、時事通信社のデジタル農業専門誌「AGRIO」でも取材記事掲載中。

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