コラム・事例集

公開日時
2018/07/03 00:00:00

【夏休みの食卓】子どもたちは夏休み! 家庭の食卓はどうなっているの??

この記事の執筆者
株式会社インテージ 西日本支社 リサーチデザイン部 玉木健一

      

こんにちは。インテージの玉木です。
梅雨が明け、気温も上昇し本格的に夏に突入という時期になりました。
私たち大人とっては、残念ながらあまり関係ありませんが、子どもたちは『夏休み』に突入します。
学校で食べていたお昼ご飯を自宅で食べるようになり、家庭内の昼食にも大きな変化が出る季節になります。
今回は、そんな8月の食卓事情をデータから見ていきたいと思います。




夏休みの8月。家庭での喫食率に変化はあるか?

まずは、17歳以下の子どもがいる世帯での喫食率(世帯内の全人数の内、何人が食卓に参加しているか?)について、インテージが調べている1260世帯の食卓調査「キッチンダイアリー」で月別に確認しました。
やはり、子どもたちが夏休みに突入している8月は、昼食に子どもが参加する機会が増加するため喫食率が60%を超え、1年で最も喫食率が高い月となっている事が確認できます。家庭での昼食喫食率が最も低いのは6月であり、これは「国民の休日」が無く、日中に会社や学校へ出ている確率が高いためと推察できます。

続いては、夕食に出てくる”汁物”のデータを確認していきます。




8月の昼食はどんなメニューが上昇するのか

8月と6月では、昼食のメニューにどのような差が出ているのでしょうか。
引き続き「キッチンダイアリー」で確認していきます。6月と比較すると、「そうめん・冷麦」が8月に大きく上昇しているのは季節性が大きく関与していると思われますが、その他の「オムライス」や「たらこパスタ」、「チャーハン」、「ピザ」のTI値が大幅に上昇しているのは、単品でお腹を満たすことができ、育ち盛りの子どもたちに対応した料理を出しているためと考えられます。
また、興味深いのが6月の昼食でTI値が上昇しているメニューです。
「たくあん」や「ふりかけ」、「キムチ」や「納豆」等、白飯のお供になる「小さなおかず」のTI値が高いことが確認でき、子どもがいない時の昼食は、『白飯+白飯のお供等』で簡単に済ませている様子が想像できます。(白飯のTI値も8月と比較して6月は約1.3倍)




子どもの年齢によりメニューの差はあるか?

では、子どもの年齢(末子年齢)により、昼食に出てくるメニューの特長はあるのでしょうか。
引き続き「キッチンダイアリー」で確認します。
上の数表を見ると、末子年齢によって食卓に出現するメニューに違いがあることが分かります。
幼稚園児の年齢である3-5才の子どもがいる家庭では、「おにぎり」や「カレーライス」といった『ご飯系のメニュー』のTI値が高いという特徴が確認できます。また、小学校低学年にあたる6-8才の子どもがいる家庭では「焼きそば」や「醤油ラーメン」といった『麺類』のTI値が高まっています。一方で、高校生にあたる15-17才になってくると「から揚げ・竜田揚げ」や「野菜炒め」といった『大皿で出てくるメニュー』のTI値が高まっている事が確認できました。
子どもがいない時は「白飯をおいしく食べられるご飯のお供でササっと」、子どもがいる時は「子どもの好み&満腹になるメニュー」を考え、食卓をコントロールしている姿が、食卓実態からも見えてきます。




玉木 健一(たまき けんいち)
大学卒業後、2006年 株式会社インテージ入社。
入社以来、食品・飲料・化粧品等の消費財を中心としたデータ集計・分析業務を担当。




当該コンテンツは、担当コンサルタントの分析・調査に基づき作成されております。

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