アグリウェブ読者のみなさま、三回目の今回はDON DON DONKI における“日本産生鮮品の取り扱い事例”についてお話をさせて頂きます。
当社はアジア地域において出店を拡大しており、現在、香港に7 店舗、タイに2 店舗、シンガポールに8 店舗、台湾に1 店舗、マレーシアに1 店舗、合計18 店舗を展開しております。台湾とマレーシアは、今年オープンしたばかりですが、連日多くのお客さまで店内が賑わうなど好調なスタートを切っております。
これらの店舗において圧倒的に人気が高いカテゴリーが日本産生鮮品です。日本のPPIH グループ店舗は、食品カテゴリーの商品構成比が30〜50%程度ですが、海外のDON DON DONKI 店舗は、同構成比が85%を占めます。さらに、85%の内約半分が生鮮品であるということを、みなさまご存じでしょうか?
日本産生鮮品は、「高品質」「信頼」「新鮮」「美味」という圧倒的なストロングポイントがあり、海外における人気の程は格別です。
日本産生鮮品に対する海外の消費者からの高い評価、JAPAN BRAND に対する熱狂的とまで言える人気ぶりについては、生産者である読者のみなさまに強くお伝えしたい点です。
さて、生鮮品の中でも今回はアグリウェブ読者のみなさまへ向けて、特に青果物にフューチャーしてお話しします。
海外で人気の青果物
果物
まず果物の売れ筋No.1 は、なんと言ってもいちごです。
日本産のいちごは甘さが格別ということで、甘いものを好まれる海外の方から大きな支持を得ています。
例えばタイ1 号店のトンロー店では、オープン初日だけで3,000 パックを売り上げました。いちごの人気ぶりについては、売場の写真をご覧いただければ一目瞭然かと思います。
先日1/19 にオープンした台湾1 号店では、フード及び非食品ふくめた全商品の中でいちごの売上がトップだったと申し上げれば、いちごの支持率の高さについてよりご理解いただけるかと思います。
さらに果物に関しては、その他、桃やぶどう(特にシャインマスカット)等の人気が非常に高く、この傾向から見るにやはりスイートで甘さがウリの果実が特に人気を博しています。
野菜
野菜においては、第一回目にお伝えした通り、サツマイモの人気が非常に高いですが、その他にもミニトマトやキャベツ・大根などの定番野菜が人気です。
その他、えのきやしめじ・玉ねぎなどは昨年対比で2 倍以上の売上となっており、これには理由が2 点あると考えております。
ひとつ目の理由は、店舗オープン直後は、すぐに食べられる果物の人気が高いですが、オープンから日が経つごとに日本産果物のおいしさが浸透し、野菜への興味・需要が高まったこと。
ふたつ目としては、昨年来のコロナ禍による内食需要が喚起されたことから野菜を調理する方が増えたことが挙げられます。
DON DON DONKIの"本物の"日本産品
さてここまでで、日本産青果物の人気ぶりについてはご理解いただけたかと思いますが、なぜ弊社でここまで日本産青果物が人気なのか?という点も最後にご説明させていただきます。
当社は「ジャパンブランド・スペシャリティストア」として、“MADE IN JAPAN” “MADE BY JAPAN” “PRODUCED BY JAPAN” の商品にこだわって品揃えしております。
これにより「DON DON DONKI に行けば“本物の”日本産品が買える」というお客様からのご支持を受け、その結果、当社では生鮮品が爆発的に売れております。
実際に当社が販売している青果物は、92%以上が日本産のものでございます。
当社は今後も、新規出店国含め店舗網の拡大を予定しております。
そこで今後は、これまで以上の日本産生鮮品の取り扱いが必須です。
ぜひ、当連載コラムをお読みくださっている読者のみなさまには、商品供給にご協力いただければ幸いです。
当社の海外事業にご興味をもっていただけましたら、ぜひ海外輸出に携わる会員組織PPIC(ピック)のホームページもご覧になってください。
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