アグリウェブをご覧の皆さん、こんにちは。渡辺パイプ株式会社です。
弊社はビニールハウスのメーカーであるとともに、設備や栽培技術を含めた総合提案によってお客様の笑顔のために、ニーズにお応えできる企業を目指しております。
本連載では、営農を営む皆さまが安心して栽培し、農業経営が少しでも豊かになるように情報発信をしていきたいと考えております。
・自然災害の多い日本において農業をするにあたり必要な知識
・農場運営をするにあたり工夫しているポイント
等をお届けしてまいりますのでよろしくお願いいたします。
冬季の燃油代軽減への工夫
急に気温が下がってきて、温室内で暖房を焚くことも増えてくるかと思います。
イチゴを栽培しているげんき農場羽生で収支について確認したところ、重油代は水道光熱費の6割を占めていました。
燃油使用料を少しでも減らす工夫として、農場で取り組んでいる内容をご紹介いたします。
①内張りカーテンを2層にする
既存のハウスに新たにフィルムを取り付けることで、保温効果が高まります。
この際、カーテンとカーテンの間に空気層を設けることがポイントです。
資材はパッカーとPOフィルムのみですので、ご自身でも施工可能です。
②既存の内張りフィルムを多層フィルムにする
フィルムを長期間利用していて、透明度がなくなってきた、破けてしまっている状態であれば、おもいきってフィルム自体を交換してしまうのはいかがでしょうか。
色々な農業用フィルムがありますが、中間に空気層を持ったフィルムは1層でも保温効果が高く、内張りカーテンを2層にすることに近い燃油削減効果が認められます。
③側面換気に目張りをする
冬場は、換気をしないことも多くなってきます。
例年側面換気をしていないという場合はおもいきって目張りをしてしまいましょう。
換気窓の隙間や扉などから熱が逃げてしまうことを防ぐことが可能です。
資材についてご検討の方は、ぜひお近くの販売店までご相談ください。
ディーラーマップ|会社概要|渡辺パイプ株式会社グリーン事業部 (sedia-green.co.jp)
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【本コラムの執筆者】
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