写真:柴田 大輔

柴田 大輔

シバタ ダイスケ

【所属組織・役職】
京都大学エネルギー理工学研究所 特任教授

【ご専門分野】
農業におけるエネルギー問題、バイオテクノロジーなど

分子生物学を専門として、特に植物バイオテクノロジーを40年近く研究してきました。作物による肥料の吸収機構の解明、植物の耐病性機構の解明、バイオマス利用、林木の遺伝子操作、工業原材料となる植物の利用技術、植物成分の網羅的解析などを研究対象にしてきました。2013年にトマトブームがありましたが、そのきっかけとなる研究を行いました。また、2011年からは有機太陽電池の研究を化学者との共同研究で始め、発電と作物栽培が両立できる太陽電池を開発しました。それ以降、農業とエネルギーに関して活動を展開し、京都大学農学研究科附属農場と協力して、グリーンエネルギーファーム構想を立ち上げました。

略歴/プロフィール

1983年 京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了(農学博士)
1984年 米国Purdue大生化学部門ポスドク
1987年 三井植物バイオ研究所主任研究員
1999年 かずさDNA研究所主席研究員
以降、同部長、農工大、奈良先端大、東北大、京大にて客員教授、バイオエコノミー調査委員会の委員長などを歴任。現在、東北大と岐阜大で客員教授、京都大学エネルギー理工学研究所と同生存圏研究所で特任教授、バイオインダストリー協会理事、科学技術振興機構・研究開発戦略センター特任フェロー。ゼロエミッション農業を達成するために、産学コンソーシアム(グリーンエネルギーファーム産学共創パートナーシップ、GEFP)を立ち上げて、プロデューサとして活動中。