公開日
会社には借入金がありますが、どう反応するのかわからないので、まだ後継者にはそのことを言っていません。
早めに言うべきでしょうか?ギリギリまで言わずにいるべきでしょうか?
これは難しい問題です。
例えば、借入金が多額の場合、後継者候補がそれを知ってしまった時から事業を継ぐ意思がなくなってしまうかもしれませんし、苦労するのを想像していやいやながら継ぐということになってしまうかもしれません。
推奨するのは、後継者を決める早めの段階で言ったほうがよいです。
なぜなら、後継者が本当の意味で経営者になろうとスイッチが入るのは、会社の現状をしっかりと把握した時からだからです。後継者は自分が継ぐ会社の現状がわからないのに、経営者になる覚悟は生まれません。また、借入金の状況を知らないで本当の意味で経営者になることはありません。先代が借り入れた借入金をどう返済するのか、もしくはさらに借り入れて事業を展開するのか、後継者が自ら考えて実行する意識を持ってこそ、経営者となり得るのです。
後継者には、早く経営者としての意識をもって行動してもらうのが良いので、借入金の状況は早めに共有することを推奨しています。
ただし、これも状況やタイミングによっては言わないという選択もありますので、注意が必要です。
具体的やり方については、状況よっても異なりますので別途お問合せください。
当該コンテンツは、担当コンサルタントの分析・調査に基づき作成されております。