更新日
特徴
農事組合法人における、第三者への承継として以下の特徴があります。
- 農事組合法人の事業承継は、組合員一人につき一議決権であることで組合員の公平性が保たれている一方で、会社の所有権が分散し、後継者決定や売却の決定等の意思決定が進まないなど承継が難しい点があります。
- 親族や従業員等以外の第三者への承継は、外部から経営者を招聘する場合と、事業を売却する(M&A)場合と、積極的清算という3つのやり方があります。社内に適任者がいない場合は、この3つのいずれかを選択します。
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
考えるポイント
- 事業承継を円滑に前に進めるために、組合員の合意形成をする必要があります。
- 第三者へ事業譲渡後にも、従業員と取引先が安心して仕事ができるように、譲渡先と話をし合意をすることが望ましいです。
- 事業承継の選択肢を増やし、第三者に良い条件で交渉するためにも、事業承継前に、現状把握を徹底的におこない、会社を磨き上げ、企業価値を高めておきます。
事業承継のプロセス
事業承継の全体の流れは、現状把握から計画、実行の流れで行われ、5年から10年程度の時間をかけてしっかりと行う必要のある仕事です。
まずは、事業承継の全体像を押さえてください。
当該コンテンツは、「株式会社後継者の学校」の分析・調査に基づき作成されております。