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事業承継計画で行うこと
事業承継の計画は、以下のことについて、「いつ」、「だれが」、「どうするのか」、を決めて行きます。
事業承継方針・概要
- まず、決めるのは「いつ」事業承継をするのか、です。その期日をもとに事業承継計画を作っていきます。
- そして、現状把握のプロセスで検討した、「だれに」、「どのような形態」で承継するのかをできるだけ明確にします。
- 事業承継について相談するアドバイザーについても明確にしておくとよいです。
株式(所有権)承継
- 株式(所有権)は、基本的に後継者が100%取得することが望ましいと考えます。
- 事業承継の前に、「いつ」までにほかの株式保有者から権利を集めるのかを交渉などをして決めます。
後継者の決定・育成
- 後継者を決定するのは「いつ」にするのかを明確にします。
- 後継者をどのように育成するのかその計画も立てておきます。
現経営者のキャリア 検討
- 現経営者のキャリアについても検討しておきます。計画的に現経営者のセカンドキャリアなどを検討して、スムーズに代替わりをするようにします。
従業員の理解
- 従業員の意識を経営者から後継者に向けさせて、納得して後継者を支えるようになってもうらために、計画的に従業員へのアプローチのタイミングや仕掛けをしていきます。
- 「いつ」従業員へ告知をするのか、「いつ」後継者が方針を固め、従業員との間で新たな関係を作るのかを決めます。
その他関係者の理解
- 取引先や金融機関へ「いつ」紹介するのか、「いつ」事業承継計画を提出して理解を求めるのかを決めます。
事業承継は、経営課題とわかっていてもなかなか進まないことが多いですが、上記のような内容でしっかりと計画をたてて、実行していくことで、事業承継が進んでいきます。
当該コンテンツは、「株式会社後継者の学校」の分析・調査に基づき作成されております。