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サラリーマンから就農
私が2002年にサラリーマン生活から就農して、今年(2024年)22年目となりました。
就農前は建築関係の仕事をしていて、設計と施工管理が業務でした。転勤や残業も多かったので、結構大変でした。
就農に至った経緯としては、簡単に言えば訳有って離職したけれど当時景気が悪く、思う所の再就職がなかなか見つからず、実家が農家だったので、気持ち的に仕方なく就農した状態でしたね。
あの当時の自分に対しての今の思いは、悩むより実行有るのみかなと言えるかもしれません!何処で見極めをつけるかは、個人的な問題ですが、諦めないチャレンジ精神は必要ですね。
新規就農支援もなく知識0からのスタート
就農当時は、新規就農支援等も無く知識もほぼ0で何から始めたら良いのか分らない状況であり、実家が農家だったので、生産可能農地が有り、中学生位まで時々手伝いをしていたので記憶を辿りながら野菜の苗作りから始めました。
サラリーマンに復帰しようかと考えたけれど、当時の景気が悪く就職先募集も少なく厳しい状況でしたね。当時は道の駅などの産直もなかったので、売り先なども余り無く当初は失敗だったかなと思いつつ、生産活動の合間に一人で売り先の営業をこなしながら、何とか生活出来る状況を確立させるのに、約2年位必要だったと思います。
就農初期当時の私の場合、農業の基本的な播種育苗からの販売が主体で行ったので、野菜苗の販売で初期経験と初期段階の収益確保が出来たのは、大きかったかなと思います。また、余った野菜苗を製品化して産直売り場等で大した金額では無かったですが、何とか少ないなりにも利益確保出来たのも大きな要因の一つであったでしょう。
畑作り作業等について一人作業でしたが、実家に有った小さいトラクターと管理機で約3〜4反位での生産でした。辛かったのは、休みを取れる日がなかなか無く、年間休日は30日未満位であったと記憶しています。
簡単ですが、当時の私の就農スタートは、このような状況でした。
マルシェが焼失し、売上確保に奔走
幸いにも実家が種苗店経営をしており、その関係で春と冬野菜類の育苗から初めて失敗しながらも野菜苗の販売を主体として、野菜苗以外の野菜類の栽培を手掛け、売り先探しの営業しながら少しづつ利益確保しました。また、時間が無いながら知り合いの伝手を使いマルシェでの直販をさせて頂ける様になりました。
まだまだ売上収入が厳しいながら、年商を300〜350万円位まで確保出来る様になりましたが、よく売れていたマルシェの場所が2007年に火災で使用出来なくなり、他の販売先での売上確保に奔走させられました。
